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ワールドカップ [雑記]

その日、いつものように埼玉スタジアム2002へ向かったら、目の前に、あのトロフィーがあった。

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ワールドカップ。月の石よりも価値があると言われることもある、世界にただ一つのトロフィー。ちょうど、世界を巡っている途中で、偶然、実物を目にすることができた。

2ヶ月前は、そんなに大きな関心を払わなかったのだけれど、今は、たぶん皆さんと同じようにこのトロフィーに熱中している自分がある。

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スタジアムへ向かう道のりは、とてもワクワクとしたものだ。

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通路の先で、今日のマッチが待っている。

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ポンテ選手が蹴ろうとしているボールは、まさにジャブラニ。Jリーグでは、今期から正式に採用されている。

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阿部選手はボランチとして活躍しているけれど、もうこのスタジアムには戻ってこないかもしれないなと思うと、ちょっと感傷的な気持ちになってしまう。

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スタジアムの上空に、綺麗な月が出ていた。

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小野選手も、今はライバル。

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熱心なサポーターが、90分間途切れることなく応援を続ける。パートナーや僕もサポーターだけれど、特にパートナーは、1993年のJリーグ発足当初からの浦和レッズの長年のサポーター。最弱チームと言われていた頃も、根気よく地元の浦和を応援し続けてきた。

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熱気にあふれるサポーター席。

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大きなスタジアムが、感動を包み込む。

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スタジアムの向こうに、日が暮れていく。

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夕暮れに沈む埼玉スタジアム2002。8年前、ここでワールドカップの熱戦が繰り広げられた。今は、浦和レッズのホームスタジアムだから、毎週のように通う。

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twitter にはまったり、iPhone や iPad に熱中したり、仕事が忙しくなったり、山小屋に行ったり、体を壊したりして(3週間ほどワインが飲めない状態に…)、blog を更新することができなかったのですが、少しずつ復帰します。やっとワインを飲みたいと思う程度に回復してきました。ご心配をおかけしました。

さて、明日は日本の決勝トーナメント第一戦。全員で作り上げるチームの健闘を祈ります。


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Facebook の Cities I've Visited アプリケーション [雑記]

SNS の Facebook にちょっとだけハマっている。世界中の人々が集う SNS で、参加者は 7,000 万人を超えているとか。毎日のように、ソレントの友達とやり取りをしている。言語も、英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、中国語、韓国語、たまに日本語、と様々だ。それらがちゃんぽんになって wall (自分の壁や友達の壁につぶやきや落書きができる!)でやり取りがされている。

とにかく良くできた SNS で、今まで mixi と GREE くらいしか知らなかった自分の目には、とても斬新に映る。

色々なアプリケーションを追加して、それを友達と共有できるのだけれど、その数が半端ではない。マフィアになったり、おなじみ畑を持ったりと、色々あるようだ。とりあえず、「お気に入り映画」のアプリと、”Cities I’ve Visited” を入れてみた。「お気に入り映画」は、単に映画の得票やお気に入りのリストを作ることができるだけでなく、友達との間でその採点を比較して「相性」を見ることもできるようだ。

さて、Cities I’ve Visited は、訪れたことのある町をピンで打っていくことのできるアプリ。自分のプロフィールのページやタブに表示させることができる。また、その町で撮影した写真を掲載することもできる。panoramio みたいな感じだけれど、基本的に自分の地図になるみたいだ。TripAdvisor が提供をしている。

それで、せっせと覚えている地名を打ち込んで、ピンを打ってみた。

Cities I've Visited 
Cities I’ve Visited(クリックで拡大)

英語の名前を思い出さないといけないので(なんで Firenze は Florence なんだ!)、とりあえず分かる範囲だけだけれど、それでも、14カ国103シティになることが分かった。日本は面倒なのであまり打っていない(東京と京都と広島と沖縄くらい)。

こうして地図を見てみると、自分の好みがかなり偏っていることに気がつく。未知の大陸もいっぱいあることにも気がつく。

いつかこの空白を埋めることのできる日は来るのかな、と思いつつ、やっぱり世界は広いな、と感じた。


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Apple のトップページに STAR TREK(スター・トレック)が! [雑記]

久しぶりに、Apple 本社のホームページを見に行ってみたら、見覚えのある映像が。

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http://www.apple.com/ より(スクリーンショットが Windows 7 & IE8 なのはスミマセン)

僕は、STAR TREK(スター・トレック) THE NEXT GENERATION つまり、TNG の大ファンで、1998 年当時、Las Vegas の Hilton に宿泊して、パートナーと館内にある STAR TREK: THE EXPERIENCE にも行ったくらい。去年は映画『スター・トレック』が公開されて、いい一年だったなぁ・・と思ったのだけれど、まさか Apple のホームページにまで登場するとは。

かつて、スター・トレックは後から公開されて大ヒットとなったスター・ウォーズにライバル心を持っていたものの、クオリティで今ひとつかなわないものがあったと思う。ジョージ・ルーカスは、すごいな・・・でも、いつかは、とファンながら思っていた。

そんな少ない予算の中でも、知恵と工夫によって TNG は素晴らしいシリーズとなり、大ヒットで第7シーズンまで放映されました。ただ、その後の DS9 や VOYAGER、ENTERPRISE については、僕も追いかけるのをあきらめてしまったこともあり、、、

ところが映画最新作は、なんとジョージ・ルーカスの持つ ILM (Industrial Ligit and Magic) の協力のもとに作られているというエポックメイキングなものだったわけです(つまり、スター・ウォーズと同じ VFX)。これは、僕としてはちょっと衝撃的でした。Apple と Intel が手を組む、、、みたいな。

Industrial Light and Magic
http://www.ilm.com/

ILM は製作に忙しいのか、ぜんぜんホームページが更新されていないですね・・・いいですけれど。

Star Trek :: Official Site
http://www.startrek.com/

こちらは、ちゃんと最新版になっていて、過去のシリーズも見られるのがいいです。

映画『スター・トレック』オフィシャルサイト
http://www.startrekmovie.com/intl/jp/
※音が出るので注意

先日「コモ湖でスター・ウォーズと出会う」と書いたばかりですが、今度は、「Apple でスター・トレックと出会う」とは、偶然にちょっと驚きです。

いや、それだけなのですが、もんじゃで週をあけるのもどうかなと思い、今週は宇宙ネタでスタートです。

Space... the Final Frontier. These are the voyages of the starship Enterprise. Its continuing mission: to explore strange new worlds, to seek out new life and new civilizations, to boldly go where no one has gone before.

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砧公園の不思議な朝 [雑記]

いつも、ありすの散歩には砧公園に行く。四季折々の風景が広がる、この広大な公園は、僕もありすも大好き。

今朝、いつものようにありすと散歩に行ったら、遠くで、白い大型犬のようなものが見えた。ボルゾイだろうか?リードにつながれて、飼い主のまわりをぐるりと走り回っているようだ。ただ遠目なので、よく分からない。

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ボルゾイは、我が家に犬を迎えるにあたって、最後まで候補にあがっていた犬種。ボルゾイもいいなぁ、、、と思いつつ、その方向に歩いて行った。

あれ?

何かが違う。

ボルゾイじゃない。でも、他の犬種でもない。

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そこに現れたのは、なんと、白い馬だった。高貴な馬が、なぜか、砧公園にいた。リードにつながれて、散歩・・・隣には、ポニーもいる。

近くの馬事公苑では珍しくはないのだけれど、砧では馬は初めて。

公園の看板には「犬はリードをつけて散歩すること」と書かれているけれど、「馬の散歩は禁止」とは書かれていない。確かに、リードにもつながれているし、そういうこともあるのかな。

と思って、ありすとしばらく眺めていた。不思議な光景に、ファンタジックなものを感じつつ。角こそないけれど、まるで『ブレード・ランナー』のエンディングのように。

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そろそろ帰ろうと思った頃に、自転車に乗った管理人と思われるおじさん達がやってきて、どうやらダメと言ったらしい。残念。まぁ事故でもあったら大変だろうな・・と思いつつ、あの優雅な白馬のトロットが、とても印象に残った朝だった。
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『トスカ』@新国立劇場オペラパレス [雑記]

2009/12/11 に、新国立劇場オペラパレスへプッチーニ作のオペラ『トスカ』を観に行ってきた。

晩夏にイタリアのサンタンジェロ城へおもむき、またスカラ座なども見てきたところから、この『トスカ』は今年、絶対に観たいと思っていた。折しも、夏にこの公演のチケットが発売され、その絢爛豪華な舞台装置による演出と、客演の素晴らしさについて話題になっていた。11列目という、スカラ座のチケット争奪戦ほどの熱心さはなかったものの、十分に堪能できた。

新国立劇場オペラパレスは、オペラシティの隣りにある。

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オペラシティでも、巨大なクリスマスツリーを飾っていた。それを見上げる巨人像が、なんともひょうきんな感じで対比が面白い。

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外から見た、オペラパレス。モダンな中にも、独特の存在感を感じさせてくれて、今晩の公演の期待に胸がふくらむ。

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赤い絨毯の敷かれたエントランス。モダンというとちょっとライトなイメージがあるけれど、こういった演出で少しおしゃれをして来ようという気になる。

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場内もクリスマスムード。ツリーや、トナカイの電飾など、所々に配されていたけれど、安っぽさはなく、あくまでもエレガントな感じだった。

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トスカ全3幕。どの幕も、申し分のない公演だった。運命に翻弄される歌姫トスカの愛と嫉妬と、一途な思いと決意、恋人カラヴァドッシの友情と愛と苦しみ、警視総監スカルピアの冷酷非情さと嫌らしさ、恐ろしさ。それらが十分に感じ取れる舞台だった。

舞台装置は特筆すべきものがあった。第1幕の聖アンドレア・デッラ・ヴァッレ教会、第2幕のファルネーゼ宮殿、第3幕のサンタンジェロ城。どれも、イタリアで見てきた通りというか、その場にいるかのような錯覚を覚えるほどの素晴らしさだった。特に第1幕の荘厳なテ・デウム。奥行きがとても深くスケール感のある教会の豪華なセットを背景に、テ・デウムとともにスカルピアの悪が高らかに歌われる。そして、幕の途中での大胆な舞台転換。歌舞伎座では見るけれど、オペラでこれほど大胆なものは、僕は初めて見た。

また、特にテノールの Carlo Ventre のよく伸びる声と演技が印象に残った。
Bravo!

若干の減点があるとすれば、オーケストラとトスカの歌声がかぶることが多かったところだろうか・・・相性の問題なのか、よく分からない。

幕間は、当然シャンパン!

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第1幕の後には Laurent Perrier BRUT L-P を、第2幕の後には Lanson Black Label を飲み干した。どちらも1杯1,300円で、なかなか良心的(標準的)。ただし、Veuve Clicquot Ponsardin Yellow Label Brut が1,800円なのは、ちょっと納得が行かなかったけれど。 ともあれ、その他のスティルワインやスパークリングを含めて、ラインナップが充実していたのは嬉しかった。

幕間にシャンパンを飲みつつ、舞台の話をする時間がとても好きだ。パートナーと、あれやこれや演出や演奏、当時の世界情勢などの話に花が咲く。また、シャンパンが入ると華やかな気持ちになり、次の幕もリラックスして気持ちよく見られる。

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ロビーはこんな感じ。カジュアルな人も多かったが、皆、思い思いに楽しんでいたようだ。

オペラとシャンパン。これほどふさわしいマリアージュはないのかもしれない。
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Volons Vers La Lune [雑記]

東京に帰ってきて、よく通うイタリア料理店やフランス料理店に戻ってみたら、やはり東京のレベルはとても高いのだなと再認識をした。イタリアでだって、星付きのリストランテから、バールで聞き出した地元民御用達のトラットリアまで毎日食べ歩いたし、1ヶ月食べ飽きることもなかったのだけれど、そういったお店とも互角に渡り合えるように感じた。

そんな昨日、お気に入りのフランス料理店 Infusion で BGM に Laura Fygi がかかっているのに気がつき、ふと、この唄のことを思い出した。人類は、再び月に行くことができるのかな、と思いつつ、遠い宇宙や友に想いをはせる。

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Volons Vers La Lune (FLY ME TO THE MOON)

Volons vers la lune
Vers Saturne et ses anneaux
Volons vers Vénus et Mars
En capsule Apollo

En d'autres mots, d'autres termes
Dis moi ces mots, dis que tu m'aimes

Hélons un taxi
Vers une autre galaxie
Pour voir si ailleurs, il y a
Des gens comme vous et moi

En d'autres mots, d'autres termes
En d'autres mots que je t'aime

Prenons l'autobus
Vers Pluton, vers Uranus
Partons voir si notre idylle
Scintille sur la Grande Ourse

En d'autres mots, d'autres termes
Dis moi ces mots, dis que tu m'aimes

En prose ou en vers
Laisse moi te dire encore
Que tu es la seule
Que j'adore dans l'univers

En d'autres mots, d'autres termes
En d'autres mots que je t'aime
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今年の締めくくりはニコライホフのヴィノテーク 1991 [雑記]

大晦日には、パートナーが用意してくれる特別なお蕎麦がある。
それは、少年時代を育った静岡を思い出させてくれる、「磯おろし」。
ツルツルの冷たい蕎麦に、海老の天ぷら、大根おろし、絹さや、ネギ、 細切りの海苔を乗せた、僕の大好物のお蕎麦だ。 今年も大ヒット!

その準備を手伝っている時に、パートナーから言われた。

「今日のワインは?」

「え、昨日のキャンティ・クラシコで締めじゃないの?」

「それだけじゃ、寂しいよ。」

ということで、急遽、今年の締めくくりにふさわしいワインを セラールームから探してきた。

それが、オーストリアの Nikolaihof (ニコライホフ)の VINOTHEK (ヴィノテーク) 1991、 つまり Grüner Veltliner 種から作り上げられる、長期熟成が 可能な白ワイン。もう、17 年も熟成をしていて、凄みのあるワインといっても、過言ではないだろう。透徹した世界が広がり、今年の厳しい山を乗り越えた 2人にとっては、深い思いが染み渡るようだ。
このワインは、いつもお世話になっている青木冨美子先生から教えてもらった一期一会のワインだ。

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ビジネス上の闘争の果てに勝利し、7年間の呪縛からようやく解放された 2008年。愛犬の度重なる手術や、曾祖母が亡くなり、友達の犬も虹の橋に行ってしまったけれど、僕にとっては、悪いことばかりではなかった。 きっとパートナーも同じようなことを思っていてくれていると信じている。

そして、こんな困難に打ち勝てたのは、パートナーが常に助けてくれたからに違いがない。

その厳しさと安堵、そして今年亡くなった貴重な命たちへの 鎮魂をこめて、このワインを飲んだ。

来年が、皆様にとっても、よい年になることを祈っています。
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今年の終わりはキャンティ・クラシコで!? [雑記]

毎年、年末はエノテカで豪華ワインのテイスティングで飲み納めをするのだけれど、今年はムートン・ロートシルト 2000 にはいかず、30日に近所のサザン(イタリアン)で、トスカーナのキャンティ・クラシコを楽しんだ。

かつては DRC のラ・ターシュとリシュブールの比較などを楽しんだこともあり、つい気合いが入ってしまうが、静かで平和な年末で、新しい年を迎えるのも悪くないなと思う。

サザンでは、サラダと、トリッパと白隠元の煮込み、牛ほほ肉のラグーのタリアテッレなどをいただいたのだけれど、これとクエルチャベッラのキャンティ・クラシコ 2006 とは抜群の相性だったと思う。

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クエルチャベッラ(Querciabella)は、比較的新しいワイナリーだけれど、最新の醸造設備を持ち、ビオディナミなどの栽培法にも挑戦をする、なかなかしっかりしたワイナリーだ。さすがあのジャコモ・タキス氏が醸造に関わっていただけあり、スーパータスカンの先駆けのようなこともやっていて人気だけれど、キャンティ・クラシコも素晴らしい。静謐で深みのあるフルボディのワインで、「これがキャンティ?」と思ってしまうほど、骨格がしっかりしているのが特徴。これには、サンジョヴェーゼ95%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%というセパージュも関係していることだろう。

実は「サザン」では、このワインが最も高価なワインなのだ。市価を見るとびっくりするかもしれないけれど、僕はサザンで気取らずに食べられる本格的イタリアンとワインが大好きだ。

サザンは30日が年内最後の日。僕とパートナーは、午後11時くらいまでゆっくり食事をし、ドルチェにトロトロで熱々のフォンダンショコラをいただいて、最後の客になった。

豪華なワインで始まった1年だった。印象に残っているのは、10周年の結婚記念日に楽しんだドメーヌ・ルロワのリシュブール 1998 、パートナーの誕生日に楽しんだシャンソンのシャンベルタン 1969、ワイン仲間の会で楽しんだドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエのミュジニーV.V. 1998 など、どれもブルゴーニュのグラン・クリュの飲み頃のものだった。中でもルロワのリシュブールは特筆すべきワインだったことを銘記しておきたいと思う。

皆さんは、どんなワインと出逢っただろうか。

今日は、お蕎麦の日なので、ワインは明日までおあずけかな。
年に一度のワイン供養の日。たまったラベルの整理をしよう。
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アン・プさんのサンドイッチとワイン [雑記]

最近のアクティビティといえば、もっぱら家のワインの消化(昇華?)だ。

パートナーによる減反政策によって、なんとかセラールームにあるワインを、5機のセラー内に収めようと必死な毎日なのかもしれない。

まず、11月8日の終戦記念日(仕事上の)の祝杯に CHATEAU LATOUR 1998 をあけ、たてつづけに、ワインを家であけている。

やっぱり、ボルドー1級シャトーのアイドル的存在 CHATEAU LATOUR は、いつ飲んでも美味しいなぁ・・・と思いつつ、右岸の CHATEAU FIGEAC 1998 もなかなか健闘をしていたり、Domaine de Beaucastel の CHATEAUNEUF-DU-PAPE 1998 はブショネがあって2本あけたり、CHATEAU CERTAN DE MAY 1998 は長熟型で開かせるのに苦労をしたりと、割と「濃い」ワインを中心に味わってきた、ここ1週間ほど。

10年経った LATOUR は既に飲み頃だけれど、まだ10年、20年と熟成しそうな予感のあるワインだった。以前、試飲したときとはまた印象が異なっており、もう少し青いヴェジタルな香りがするかと思ったのだけれど、そういった要素は全くなくなっていた。シルクのような舌触りのある上質なワインだ。

ワインのお供は、近所の本格的サンドイッチ屋さんの UN PEU(アン・プ)さんから取り寄せている。

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アン・プ
http://www.un-peu.net/

ちなみに "UN PEU" とは、フランス語で「ちょっと」という意味。イタリア語なら、UN POCO かな。

僕は、ここのリエットのカスクルートがお気に入りだけれど、パートナーはナスのパテと焼き野菜を使ったサンドイッチを気に入っている。その他、いつもラタトゥイユや自家製ピクルス、うずらの卵とプチトマトのピクルス、レモンのコンフィと鶏の蒸し煮などをサイドメニューに加えて、取り寄せている。

アン・プさんのサンドイッチ&デリと、我が家のワインのマリアージュは、いつも食卓を幸せなムードにしてくれる。

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同時に、100インチのスクリーンに Blu-ray の映像を映して、映画や音楽(オペラやバレエ)とともに、食事を楽しんでいる。

そんなわけで、アン・プさんの本格的で色々なサンドイッチとともに、だいぶワインをあけてしまった。まだまだ貯蔵しているワインはたくさんあるけれど、レストランだと計り知れない価格になってしまうので、気軽に楽しめるのは幸せだと思う。

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最近になって、市場に出回っているボルドーワインの価格に下落する傾向が見られてきたけれど、またバック・ヴィンテージのワインが手頃な価格で手に入る日が来るといいなと思う。



さて、そろそろたまってしまった、オーベルジュ・ド・リル、ラ・ターブル・ド・コンマ、オレキスなどの雑記も書こうかな・・・と思う。
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ツール・ド・多摩川 [雑記]

ここ1ヶ月ほど、ほぼ毎週、自転車のツーリングにはまっている。名付けて「ツール・ド・多摩川」。多摩川の土手沿いの道を、用賀から府中まで往復 40km 走るというツーリングだ。3回で 120km は走っただろうか。地元の飲み仲間ではじまった集まりだ。

40km は、自動車で出かけるのもちょっと面倒な距離だけれど、意外や意外、自転車ではスイスイと進む。

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まず、お昼前に砧公園の近くに集合をして、スーパーでバーベキューの食材を買い込み、出発だ。

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参加メンバーは、その都度、若干替わるけれど、いつも10名程度。ハタから見ると、ママチャリあり、TREK のマウンテンバイクあり、cannondale のロードレーサーありの不思議な集団に思われたかもしれないけれど、とにかく、僕らは走ることを楽しんだ。大地と風が友達だ。

先頭を行くMさんは、砧公園から「府中多摩川かぜのみち」まで、快適にロードを走る最短の道を知っている達人。その後に、さまざまなメンバーが続く・・

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「オザミ・デ・ヴァン」&「水響亭」 [雑記]

歌舞伎を観賞した後は、ワイン通なら知らない人はいない「オザミ・デ・ヴァン」でディナーをとった。

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ワインの種類が豊富で、リーズナブルというイメージがあったけれど、お料理もとても美味しい。彦鰯のマリネ、吉田豚と鶏肉を使ったブーダン・ブランシュ、フランス産うずらを使ったメインディッシュ、とどれをとっても美味しく申し分がない。

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『義経千本桜』 [雑記]

7月の歌舞伎座の、『義経千本桜』は想像したより遙かによい舞台だった。玉三郎と海老蔵という人気歌舞伎俳優が出演している、というだけでチケットの入手も例月になく困難を極めたけれど、その苦労も報われた思いだ。

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毎月のように歌舞伎座には通っているけれど、近頃では特に印象に残った。予習の『義経』全通し観賞がなかったとしてもだ。

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『義経』の日々 [雑記]

10日ほど前から、NHKの大河ドラマ『義経』にはまっている。せっせと、TSUTAYA へ行ってはレンタル DVD を借り、100インチ・ホームシアターにかけては、また借りてくる・・・という毎日。1日にほぼ3時間から長い時で6時間くらい観ている。寝る間を削ってまで。でも、大河ドラマは1年をかけて放送をされるものだから、「話が尽きない」。全49話と、オペラの“指輪”より長いのだから、本当にまいってしまう。

とはいえ、基本的にテレビを観ない我が家では、こうやって集中して連作を観ることが多い。たとえば1年かけて観るよりも、10日で観てしまった方が集中でき、記憶に残りやすい。記憶違いがないのもいい。

『義経』が好きなのは、平安時代の雅な雰囲気、女性の美しさ、平家物語の無常、そして軍神・義経の数奇な運命にある。判官贔屓(ほうがんびいき)の語源が、源九郎判官義経という名前から来ているのを知った。今まで、別の判官(はんがん)のことだとばかり思っていたから、30年ぶりに記憶が修正できた。

その『義経』も、先ほどついに最終話を見終わった。今まで、歌舞伎で『勧進帳』などを観ても、それほどピンとこなかった部分も、今では号泣ものだ。もちろん、『義経』も最後は涙があふれて止まらなかったのは言うまでもない。

そもそも我が家で『義経』を観ようという話になったのは、歌舞伎のためだ。今年に入ってからでも『義経』に関係する歌舞伎は、『熊谷陣屋』、『勧進帳』などを観てきた。曽我物にも頼朝に関係した物語があったし、何かと縁がある。

そして、いよいよ明日は『義経千本桜』がある。今回の演目は『鳥居前』、『吉野山』、『川連法眼館』の3つ(他にもたくさんある)。海老蔵が佐藤忠信を、玉三郎が静御前を演ずる、人気の舞台。

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今まで断片的にしか分からなかった物語の全貌を理解できたので、歌舞伎の細かな演技や演出も見逃さないだろうと思う。思えば、『勧進帳』の前に観ていれば、もっと感情移入できたかもしれないな、とも思った。

ともあれ、明日が楽しみだ。

歌舞伎美人(かぶきびと)
http://www.kabuki-bito.jp/

平成20年7月の公演
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2008/07/post_27.html
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結婚10周年記念日(後編) [雑記]

restaurant は、もともと、フランス語で「回復をさせる、体の機能を正常に戻す」という意味の restaurer という他動詞の、現在分詞形 restaurant(回復をさせること)に語源がある。レストランに行くことは、どこか心躍るものがあるが、それは自分を元気にしてくれるからなのかもしれない。とはいえ、ひとりではさびしいものだけれど。

結婚記念日の当日は、そんなレストランでも、お気に入りのイレール・ドゥーブルにパートナーと向かった。前日のアピシウスでのクラシックなフレンチに続いてだが、個人的には毎日フレンチでも飽きないくらいなので、この日も楽しみだった。

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イレール・ドゥーブルは、二子玉川の玉川高島屋ショッピングセンターにある、恵比寿のイレールの姉妹店。とはいえ、島田シェフのイレールとはお料理の傾向が異なり、こちらはジビエをたくみなエピス(香辛料)で楽しませてくれたり、内臓料理など、どこかマノアール・ダスティンをほうふつとさせるところがある。菊池スーシェフは、五十嵐さんのもとで修行をしたことがあるそうなので、そのエッセンスが含まれ、なおかつ新しい味への挑戦が加わっているのではないかと、僕は評価している。とにかく、二子玉川でちゃんと食事をしたい時には、このお店とわが家では決めてきた。

余談になるが、イレール・ドゥーブルは irréel deux-boules と書くのだけれど、irréel がフランス語の「非現実」を意味するのに対し、" deux-boules" は長年疑問に思ってきた。しかし、最近気がついた。deux は同じフランス語の「2つ」だが、"boule" は「球、玉」を意味する。つまり、あわせて「二こ玉」ということなのだろう・・・シャレの利いた名前だ。現実を離れ、ひととき夢の旅へ出かけられるレストラン、そんな感じだ。

菊池シェフとの付き合いは数年だけれど、わが家が色々わがままをいうのと、彼の趣味とわが家の趣味が合致しているところがあって、このお店では長いことメニューを見ていない。もう、すべて「おまかせ」。実は、値段もよく分かっていない。菊池シェフは、常に隠し球のジビエやら他の秘密の食材を持っていて、我々が行くと、それをこっそり取り出して、華麗な料理に昇華させてくれる。その素晴らしさについては、いくら書いても書き足りないのだけれど、また機会があれば・・・同じレストランを通い続ける良さは、こんなところにもあるのだと思う。

そのような理由で、今回は「菊池さん、結婚十周年はあなたのレストランで、ルロワのリシュブールをあけたいから、よろしく頼みますよ」というアバウトな注文だけしてあった。最後の結婚記念ディナーだけれど、信頼関係があるので、これだけで十分伝わる。

b.イレール・ドゥーブルの入り口.JPG

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結婚10周年記念日(前編) [雑記]

ちょうど10年前の1998年6月8日、僕とパートナーは結婚をした(入籍をした)。この日を選んだのは、2人が初めて出逢った日でもあったし、June Bride に対する憧れもあったかもしれない。

その日は、区役所に入籍届を提出し、その足でグランメゾンのアピシウスへディナーに出かけた。ジビエが好きな僕とパートナーは、この日本屈指のフレンチレストランを気に入っている。

1.アピシウスの入り口.JPG

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