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東京ミッドタウンのボタニカで素敵な夜桜ディナー [グルメ]

3/31に、気心の知れた若い友達と一緒に、東京ミッドタウンにあるボタニカに、夜桜ディナーに行ってきた。今年初めての「お花見」かもしれない。

Botanica

ちょっとこだわりのロケーション。まだ早い午後6時からスタートし、まずは眼下に見える夜桜をガーデンテラスからしばし眺めた。もちろん、僕たちが最初のお客。

夕焼けをバックにミッドタウンの夜桜

暮れゆく都心を背景に、デザイナー廣瀬大祐氏によりライトアップされた桜並木が出現する。

夜桜の幻想的なライトアップ

「わぁ」という歓声をあげている女性組もいたけれど、確かに幻想的な風景かもしれない。

ガーデンテラスから店内へ

さて、ディナーをスタートさせるために、ガーデンテラスからボタニカの店内に移る。本当は、もっと暖かければ、そのままガーデンテラスで夜桜を観ながらという手もあるのだけれど、さすがにここのところ寒いので窓側の席に。

ボタニカの店内はエレガントなインテリア

シックなボタニカの店内。

ロマンチックなテーブル

こんなロマンチックな席もあるボタニカは、デートにも良さそうに思う。

ビルカール・サルモンのミレジム・キュヴェ・エリザベス・サルモン・ロゼ1998

シャンパンは僕がセレクト。責任重し!(笑)幻想的な夜桜を意識して、選んだシャンパンは BILLECART-SALMON(ビルカール・サルモン)の Millesime Cuvee Elisabeth Salmon Rose 1998(ミレジム・キュヴェ・エリザベス・サルモン・ロゼ)。

Pinot Noir と Chardonnay が50%ずつのセパージュで、タマネギの皮の色をした綺麗なサーモンピンク。クリィーミィな永続的な泡。ラズベリーやクランベリーのような赤い果実の香りが豊かで、ナッツや、イースト香、ちょっとした熟成香、蜂蜜などが複雑にからみあい、エレガントな中にもしっかりした味わいがあるシャンパン。余韻が長く美しく続く。ロゼというのが第一条件だったけれど、フルコースにも合わせられるということで、このシャンパンを選んだ。とても上品で深みがあって美味しい。メゾンの創始者エリザベス・サルモンのへのオマージュとして、良年にのみ生産されているシャンパンだけれど、とても丁寧に作られていると感じる。

ミレジムは1998

ミレジムは 1998。

前菜は、海の幸のマリネ 根セロリの冷たいスープ仕立てからスタート。シャンパンも、最初はフルートグラスで始めてもらった。シャンパンと海の幸は抜群の相性。

エリザベス・サルモン・ロゼは、最初は冷やしておいてもらったけれど、その後は常温に置いてもらい、徐々に温度をあげていき、お皿に合わせることにした。それに合わせてグラスも、フルートグラスから、シャルドネのグラスに変更をしてもらった。あぁ、僕って、なんてワガママなんだろうと思いつつも、そんなワガママにも笑顔でこたえてくれるボタニカは、素晴らしいなと思った。

ビルカール・サルモンのミレジム・キュヴェ・エリザベス・サルモン・ロゼ1998

やっぱり、プレステージュシャンパンには大振りのグラスが似合う。温度の上昇と合わせて、香りがさらに広がり、味わいも豊かになった。

前菜の2皿目は、フォアグラのソテー・生ハムで包んでホワイトバルサミコソースで。フォアグラにシャンパンは合わないかなと思ったけれど、意外といいマリアージュだった。ホワイトバルサミコソースの酸が効いていて、味わい深いコクがありつつも、さっぱりといただける。エリザベス・サルモン・ロゼがしっかりしているので、バランスが取れたのだと思う。

プリモピアットは、キャビアをのせた冷たいカペリーニにした。とても贅沢なお皿。

絶品のキャビアをのせた冷たいカペリーニ

オリーブオイルと塩というシンプルな味付けのカペリーニに、大粒のキャビアが山盛りに乗っている。このマリアージュは、このディナーのハイライトだったけれど、美味しかったとしか言いようがない。贅沢すぎ。幸せ。

その後、セコンドピアットには、熟成和牛ロース・もも肉の炭火焼食べ比べを、いただいた。A5ランクの黒毛和牛を、骨付きで40日間低温熟成させて作られたスペシャリテ。さすがにこのお皿にはシャンパンでは太刀打ちができないので、シャトー・ラネッサン2004をグラスで頼んだ。ロースは柔らかく旨みがあり、もも肉は香ばしく旨みが凝縮したしっかりした味わい。確かに、どちらも美味しいけれど、それぞれに良さがあると思った。肉好きの友達も満足したようだ。若いっていいなぁ(と、年寄りのようなことを言う)。

美味しいものを食べると、会話がはずむ。なにより、気心の知れた相手なのが嬉しい。やっぱりワインやディナーは、一緒の相手が大事だなと再認識。午後6時に来たのに、あっという間に10時をまわっていた。

さらにドルチェには、ガトーショコラとマスカルポーネのセミフレッドを頼んだ。

ガトーショコラとマスカルポーネのセミフレッド

ショコラにあわせて、バニュルスをグラスでいただいた。苺も、シャンパンとマリアージュしていて、なかなか美味しい。

さてここで、フルートグラスをガーデンテラスに用意してもらって、外で夜景や夜桜を眺めながら、シャンパンの残りをいただくことにした。やっぱり、僕はワガママだ。でも、今日はお花見だから!

ガーデンテラスでシャンパンを

毛布にくるまりながら、話がはずむ。不思議とアットホームな感じがして、楽しい。親密度が増す感じ。ちょっと盛り上がったので、結構、長い時間いたかもしれない。寒さは感じない。

眼下には、さらに美しくライトアップされた夜桜が見えていた。

薄紅色にライトアップされた夜桜

何かの反応で、ライトの色が時々変わる。

薄紅色にライトアップされた夜桜

気がついたら、23時を回っていた。再び店内に戻り、珈琲をいただいて、このディナーを終わりにした。僕たちが最後のお客だったようだ。

そんな素敵なボタニカでのお花見。いろいろ刺激や勉強にもなったし、楽しい夜をつくってくれた、友達に感謝。


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ブルー・ムーン [自然]

昨夜は、ブルー・ムーンだった。1ヶ月に2度目の満月で、とても珍しい奇跡のような月。この月に、願いをかけると叶うとか。こんな時は、フリウリの「ドリームス」みたいなワイン。"Where the Dreams have no end..." からはじまったワインだけれど、夢をかなえるという意味にひっかけて、この素敵なフリウリのワインを楽しむ。このワインについては、昔書いたことがある。>> http://wine-and-roses.blog.so-net.ne.jp/2006-07-03

そんなロマンチックな想いとは裏腹に、僕は、新しく入手したコンパクトデジタルの RICOH CX3 を持ってベランダに出て、月の写真をスナップショットで撮ってみた。とても美しい月で、感動。

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春が来て 緑は萌えて 今日の景色もまぼろしになるそして

また 冬が来るとき 今日の瞳に励まされる

--- 松任谷由実「雪月花」より


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イスキア島の温泉天国(GIARDINI POSEIDON TERME) [イタリア旅行記]

もう春かなと思っていたら、また寒くなってきたので、ちょっと温泉の話を。温泉といっても、イタリアのナポリ湾に浮かぶイスキア島の温泉庭園のことです。

イスキア島は周囲34kmある、ナポリ湾最大の島。周囲ではカプリ島が有名だけれど、イスキア島は火山性の島で、いたるところで温泉がわいている。また、島の北部と西部には砂浜があり、ビーチとしても楽しめる。日本ではあまりメジャーじゃないし、実際現地で日本人にあうこともなかったのだけれど、なかなか楽しいリゾートだ。別名、「緑の島」とも呼ばれているくらい、山には緑が多い。また、土着品種のワインの宝庫としても知られている。カンパーニャにいる時は、Ischia Bianco を飲むことも多かった。

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ナポリのサンタルチアに宿泊している僕たちは、歩いてすぐの PORTO DI NAPOLI(ナポリ港)から、Aliscafo(水中翼船)に乗ってイスキア島に行くことにした。

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ナポリ港からは、イスキア島のほかに、カプリ島やソレントなどへの船が就航している。

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こんな水中翼船で、イスキア島に向かう。片道、29ユーロくらい。

1時間ほど船に揺られると、イスキア島に到着する。着いたらすぐ、バス停のおじちゃんかタバッキでバスのチケットを購入する。

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チケットは4ユーロと格安。

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僕たちは、最大の温泉庭園である GIARDINI POSEIDON TERME(ジャルディーニ・ポセイドン・テルメ)を目指すことにした。ちょうど島の反対側で、バスは2番線を利用、目的地は ISCHIA FORIO CITTARA 方面。バスは海岸線を走るので、景色がいいし、とても気持ちがいい。

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島は、確かに緑が多い。青空と、白い建物と、森の緑。

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ビーチで日光浴を楽しんでいるひとびとも、たくさんいた。

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これが GIARDINI POSEIDON TERME(ポセイドン温泉庭園)の入り口。

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チケットは、入場料23ユーロと、貸しタオル6ユーロ。ちょっと高いと思われるかもしれないけれど、20もある温泉やプライベートビーチで、まる一日遊べると思えば、安いと思う。そのほか、室内プール、泥パックやスチームによるビューティーケアなども用意されており、カフェやレストランもある。

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園内は、南国のように花が咲き乱れている。

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ここが温泉?って思ってしまう。

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海からなだらかな山の斜面を利用した広大な敷地に、POSEIDON TERME はある。

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温泉には色々な種類があるけれど、プールのようなものもある。あ、もちろん、水着着用でスイムキャップも必要です。水着やキャップ、ビーチサンダルなどは売店で購入することも可能。

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温泉につかっては、ゆったりとこのように景色を眺めながら、カクテルでも楽しみ、また温泉につかる。あぁ、極楽♪

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それぞれの温泉には別々の名前がついており、温度なども違っている。また、事前に医師による診断を受けることもでき、それによって入浴可能な風呂(?というには大きいけれど)をアドバイスしてもらうことも可能。

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僕たちが気になったのは、この「日本式温泉」というやつ。どこが?と思うけれど、この温泉はドーナッツ状になっていて、足の部分だけお湯につかるようになっている。その下には、丸石が敷き詰められている。さらに、半周はお湯(40℃)なのだけれど、半周はお水(15℃)なのだ。ぐるりと回りながら、丸石で足のツボを刺激しつつ、温水と冷水に交互につかり、体の血行をよくする仕組みのようだ。

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日本ではこんな「温泉」は見たことがないけれど(僕が知らないだけ?)、確かに合理的。多くのドイツ人と思われる人々が、ぐるぐる何周も回っていた。僕も試してみたけれど、確かに汗が出る!

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山の中腹に温泉が点在している。20もあるらしい。

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切り立った白い崖を見ると、カンパーニャにいるんだな、ということを実感する。

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プールではなく、あくまでも温泉です(笑)。

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敷地は、左側のプライベートビーチへとつながっていて、海水浴も楽しむことができる。

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これは、POSEIDON TERME では最大の「温泉」だったかもしれない。僕も、結構真剣に泳いだ。だって、深いところは足がつかない・・・(笑)

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みんな、思い思いに温泉を楽しむ。温泉と言うより、やっぱりリゾート?

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バラも咲いていた。

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夕暮れ時のプライベートビーチ。一日が経つのは早いもので、そろそろ帰らないと。

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再び、バスで島を半周し、水中翼船に揺られてナポリへ。

カプリ島もいいけれど、リゾートを満喫しつつ、ゆったり温泉につかるイスキア島はお勧めです。

GIARDINI POSEIDON TERME
http://www.giardiniposeidonterme.com/


より大きな地図で YUTAKAのイタリア地図帳 を表示


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パートナーのために作るホワイトデーのブッフ・ブルギニョン [料理]

ホワイトデーには、やっぱり何か特別な料理を作ってあげたいと思う。愛するパートナーのため。パートナーの要望は、ブッフ・ブルギニョン、つまり、牛ほほ肉の赤ワインソース煮込みだった。

そこで前日、明治屋に行ったら、たまたま、牛ほほ肉を1kg手に入れることができた。これはラッキーとしか言いようがない。普段なら、すじ肉やもも肉を使うのだけれど、ほほ肉を手に入れたのは初めて。ちょっと自己流で、ブッフ・ブルギニョンに挑戦することにした。

使った材料は、とてもシンプル。

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牛ほほ肉1kg、たまねぎ1個、セロリ1本、ニンジン1本、ナポリ産ホールトマトの水煮缶、EVオリーブオイル、そして肝心な赤ワイン。ブッフ・ブルギニョンと名乗るからには、赤ワインはブルゴーニュを使うのが本筋だけれど、しっかりした味わいの Pinot Noir の方が深みが出て最終的な仕上がりがいいと思っている。そこで、エノテカ二子玉川店で買った、南仏ラングドックの Gérard Bertrand が作る DOMAINE de L’AIGLE の Pinot Noir を使うことにした。ブルゴーニュよりも安くて手軽というのも、もちろんあるけれど。

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セロリ、ニンジン、タマネギをEVオリーブオイルで30分ほど弱火で炒めて、旨みのモトを作る。ちなみに僕は、ル・クルーゼが好きだけれど、このグルメ・スパチュラもとても愛用している。これを使うと、木べらには戻れない。

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メインの牛ほほ肉。ドカーンと1kg、大迫力だけれど、やっぱりこのくらいのボリュームは欲しい。

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牛ほほ肉は、一口サイズに切り分ける。

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さっき作った野菜の旨みのモトと、強力粉と塩コショウを振った牛ほほ肉を、焼き目が付くまで炒める。

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ここで赤ワインを、ボトル1本、投入する。ぜいたく~

本当は、野菜の旨みのモトや牛ほほ肉は、生のままで赤ワインに浸しておくのだけれど、今回は、調理してから、赤ワインに浸して、一昼夜置くことにした。メリットやデメリットはよく分からないけれど、当日は準備が早い方がいいかと思ったからという程度の理由。

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翌日、牛ほほ肉に旨みやワインがうまく染みこんだところで、ブーケガルニやローリエ、ホールトマトの水煮缶をつぶしたものを投入し、煮込む。

数時間煮込むと、水分が抜けてきて、牛肉にすべての旨みが集まってくる。

できあがりは、こちら!

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牛ほほ肉の柔らかさや旨みと、野菜に由来する旨みやスパイシィさが渾然一体となっていた。時間をかけて煮込んだ甲斐があり、パートナーには大好評だった。お店を開けるかも?いやいや。

合わせるワインは、もちろんブルゴーニュ。この日は、お気に入りの Tollot-Beaut の CORTON がセラーに見つからなかったので、やっぱりしっかりした風味のある Domaine de la Pousse d'Or の CORTON BRESSANDES 2003 にした。

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しっかりした赤い果実味と力強さ、深み、酸とタンニンのバランスのよいフルボディの CORTON BRESSANDES。今回のブッフ・ブルギニョンの力強さと互角に渡り合えるのは、やっぱりグラン・クリュだなと思った。いや、お金があればシャンベルタンと行きたいところですが!

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つけあわせの野菜として、ラタトゥイユを作った。これもル・クルーゼの作品だけれど、煮込むほどに味がしみこみ、野菜の甘みと旨みが出てくる。煮込み料理は並行作業がしやすいので、比較的楽だと思う。男性向き?

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パンは、お気に入りのポールのバゲット。チーズや黒オリーブ、黒い果実の入った3種類を買ってきて用意した。

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こんな感じの食卓。ちょっとしたビストロ気分かもしれない。マッシュドポテトを添えれば、もっと完璧だったのだけれど、パートナーがあまり好きではないというので、それはやめておいた。

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ついでにランドスケープも。いや、たいしたことはないのだけれど・・・

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食後は、ネスプレッソ・ラティシマで淹れたカプチーノにした。ジャン・ミエのマロン・グラッセとともに。

時間をかけて煮込む料理ではあるけれど、スープを楽しむカレーやシチューとの違いは、結構、味付けが一発勝負で、失敗のリカバリーがききにくいことかもしれない。カレーはちょっと間違えても、後から違うスパイスや調味料やミルクなどで補正がきくのだけれど、ブッフ・ブルギニョンは肉の旨みを最大限生かさないといけないから、失敗は許されない。特に塩味とトマトやワインの酸味のバランス。煮詰まった状態を想像しながら作るのは、里芋の煮付けと似たようなものかもしれない。

そんな我が家の、ささやかなホワイトデー。例年は、お気に入りのフレンチレストランに行くのだけれど、たまにはこういうのも、いいよね。何よりも、愛情が大事だから。


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Louis Roederer(ルイ・ロデレール)テイスティング・イベント@エノテカ二子玉川店 [ワイン]

エノテカ二子玉川店に、シャンパン・クリスタルで有名な Louis Roederer(ルイ・ロデレール)の副社長 Michel JANNEAU 氏が来店して、テイスティング・イベントがあった。我が家にとっても、CRISTAL は特別な存在・・・ 1ヶ月以上前から予約をして、この日を楽しみにしていた。

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こういう生産者と出会えるイベントが、近所で催されることを、とても幸運で有り難く思う。

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この日のテイスティングアイテムは、CRISTAL 2002 や CRISTAL ROSE 2002 だけでなく、Brut Premier や Brut Vintage 2003、Louis Roederer の所有するポルトガルの Ramos Pinto やボルドー・サンテステフの Chateau de Pez など、合計7アイテムあった。シャンパンだけかなと思っていたので(いや、それだけでも十分すごいのだけれど)、嬉しい誤算!

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日本に到着したばかりの JANNEAU 氏は、とても紳士的な方でありながら、気さくな一面も。たぶん、お疲れじゃないかと思ったのだけれど、熱心にワインの説明をし、ゲストとの交流を深めていた。

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CRISTAL 2002 と CRISTAL ROSE 2002。この2つを比較テイスティングする機会は、そう滅多にあるものではない・・・ かなり大きめのグラスでのテイスティングだったけれど、それが正解だったように思う。

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CRISTAL 2002 と CRISTAL ROSE 2002 の色調。ロゼは初めて味わったのだけれど、独自のセニエ法に近いスキンコンタクト法と熟成法で丁寧につくられており、綺麗なサーモンピンク。特に 2002 年は 1988 年や 1996 年以降の素晴らしいヴィンテージとの話。CRISTAL ROSE の生産量は、生産される年でも25,000~30,000本と少ない(もちろん毎年作られるわけではない)。

CRISTAL ROSE 2002 に感じた白い花やバラの花束のような華やかな香りと、ラズベリーなどの赤い果実の香り、イースト香など豊かなアロマが印象的だった。とてもエレガントで、繊細で、余韻が長く美しいと感じた。お金があれば、買っていたかも!?

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とても楽しく、なおかつ色々な発見をしつつ、また旧知のスタッフの方との再会や、友人達との再会を喜びながら、このイベントを過ごすことができた。

JANNEAU 氏には、下手なフランス語で話しかけたのだけれど、Dominique Lafon 氏のように英語でかえってくることもなく(笑)、色々とフランス語で会話ができたのも嬉しかった。「シャンパーニュに来ることがあったら、ここへ連絡を、友よ」というありがたいお申し出までいただいて・・・

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ところで、僕が一瞬冷やりとしたのは、店内にあったこの巨大なジェロボームの金色ボトル。シャンパン好きな方なら、分かるとは思いますが・・・

で、JANNEAU 氏が来場して、店内を見渡し、もちろん、このボトルをしばらく眺めていたわけです。で、僕はやばいかも?と思って冷や冷やしていたのだけれど・・・

「あぁ、プロセッコね」

と言って、安堵してらっしゃったようだった(笑)。確かに、よく見ればプロセッコって書いてある(右)。よかったー。というか、スマートなエノテカの皆さんが、そんな初歩的なミスをするはずもなく。

そんな色々があった2時間半。ちょっとしたパーティ気分で、とっても堪能させてもらった。エノテカ二子玉川店のスタッフの皆さん、ありがとうございました。そしてT店長、お疲れ様でした!


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