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今年の終わりはキャンティ・クラシコで!? [雑記]

毎年、年末はエノテカで豪華ワインのテイスティングで飲み納めをするのだけれど、今年はムートン・ロートシルト 2000 にはいかず、30日に近所のサザン(イタリアン)で、トスカーナのキャンティ・クラシコを楽しんだ。

かつては DRC のラ・ターシュとリシュブールの比較などを楽しんだこともあり、つい気合いが入ってしまうが、静かで平和な年末で、新しい年を迎えるのも悪くないなと思う。

サザンでは、サラダと、トリッパと白隠元の煮込み、牛ほほ肉のラグーのタリアテッレなどをいただいたのだけれど、これとクエルチャベッラのキャンティ・クラシコ 2006 とは抜群の相性だったと思う。

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クエルチャベッラ(Querciabella)は、比較的新しいワイナリーだけれど、最新の醸造設備を持ち、ビオディナミなどの栽培法にも挑戦をする、なかなかしっかりしたワイナリーだ。さすがあのジャコモ・タキス氏が醸造に関わっていただけあり、スーパータスカンの先駆けのようなこともやっていて人気だけれど、キャンティ・クラシコも素晴らしい。静謐で深みのあるフルボディのワインで、「これがキャンティ?」と思ってしまうほど、骨格がしっかりしているのが特徴。これには、サンジョヴェーゼ95%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%というセパージュも関係していることだろう。

実は「サザン」では、このワインが最も高価なワインなのだ。市価を見るとびっくりするかもしれないけれど、僕はサザンで気取らずに食べられる本格的イタリアンとワインが大好きだ。

サザンは30日が年内最後の日。僕とパートナーは、午後11時くらいまでゆっくり食事をし、ドルチェにトロトロで熱々のフォンダンショコラをいただいて、最後の客になった。

豪華なワインで始まった1年だった。印象に残っているのは、10周年の結婚記念日に楽しんだドメーヌ・ルロワのリシュブール 1998 、パートナーの誕生日に楽しんだシャンソンのシャンベルタン 1969、ワイン仲間の会で楽しんだドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエのミュジニーV.V. 1998 など、どれもブルゴーニュのグラン・クリュの飲み頃のものだった。中でもルロワのリシュブールは特筆すべきワインだったことを銘記しておきたいと思う。

皆さんは、どんなワインと出逢っただろうか。

今日は、お蕎麦の日なので、ワインは明日までおあずけかな。
年に一度のワイン供養の日。たまったラベルの整理をしよう。
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