Adobe Photoshop で３分割法のグリッドを表示する方法

写真や絵画などの初歩の授業では、３分割法による構図を学ぶという。もとは黄金比から来ているものだと思うけれど、画面を縦横３分割し、その交点にポイントとなる対象物を置いたり、あるいはこの線にイメージを合わせるなど、いろいろとテクニックがあるようだ。

普通は、デジカメのファインダーで３分割法のグリッド（３分割線）、あるいは３分割点を表示できるので、それで対処するのが一番だと思う。でもコンパクト・デジタル・カメラでは不便だったり、とっさの時のフレーミングを後で修正したい場合もある。僕は、blog では面倒なのであまりやっていないのだけれど、画面をトリミングして３分割法にのっとった構図に変えるというのが一番効果的だと思われる。

Lightroom などの現像ソフトにはこの機能がついているのだけれど、Photoshop でもこの３分割法のグリッド線が表示出来たらなぁ、、、と思っていて、試したら簡単に出来たので書いておきます。

イメージとしては、次のような感じ。

Adobe Photoshop CS4 に３分割法のグリッドを表示して作業

設定は簡単。[編集]メニューの[環境設定…]で、[ガイド・グリッド・スライス…]を選び、下のように設定するだけ。

３分割法のグリッドの設定

カラーやスタイルなどはお好みで。

後は、[ビュー]メニューの[表示]で、[グリッド]を選択してチェックを入れれば表示される。ただ、標準ではグリッドへスナップする機能がONになっているので、うっとうしい場合は[ビュー]メニューで[スナップ]を選択して解除する。

簡単なことではあるけれど、お勧めの設定です。

※写真やカメラ関係の記事は、以下のサイトに移転しました。
DAYS of PHOTO and ROSES
http://photo-and-roses.blog.so-net.ne.jp/

コメント 2

Sonyのコンデジを使うときは、この三分割ラインを便利に
使ってました。E-P1では、水準器の点滅が真ん中にくるのを
確認して撮っているので、なんとか水平が保てるようになりました。
でも構図は特に気にしていません。
PSのElementsで切り取りや縮小をしていますが、VIXとかの
フリーソフトと違って計算精度が高くてモアレとかが出ないので感心してます。
by hako (2010-01-31 21:44) 

hako さん、チェック＆コメントをありがとうございます。

電子水準器は便利ですね。CX1 も搭載していて（水平になると
音で知らせる機能もあります）、これを目印にしています。
普段表示させているのは、水準器の他、ヒストグラムと、ISO感度、
EV補正値、ホワイトバランス、ズーム、フラッシュモード、マクロモード、
画素数、JPEGモードなのですが、３分割線は別のディスプレイ
モードに切り替えないといけないので、結局使っていませんでした。

hako さんくらいの腕になると、もう３分割法うんぬんといった初歩的な
ことは必要ないと思います。

PS は、昔からバイキュービック法の縮小が綺麗ですね。
僕が使っているのは、これとトーンカーブくらいです。
Version 1 から使い続けているのですが、時代の変遷と共に機能が
追加されるものの、結局はこの２つのような気がします。
いつか、HDR にも挑戦してみたいと思うのですが、なかなか被写体に
巡り会いません。（DR モードもありますしね！）
by YUTAKA (2010-01-31 22:23)