イスキア島の温泉天国(GIARDINI POSEIDON TERME) [イタリア旅行記]
もう春かなと思っていたら、また寒くなってきたので、ちょっと温泉の話を。温泉といっても、イタリアのナポリ湾に浮かぶイスキア島の温泉庭園のことです。
イスキア島は周囲34kmある、ナポリ湾最大の島。周囲ではカプリ島が有名だけれど、イスキア島は火山性の島で、いたるところで温泉がわいている。また、島の北部と西部には砂浜があり、ビーチとしても楽しめる。日本ではあまりメジャーじゃないし、実際現地で日本人にあうこともなかったのだけれど、なかなか楽しいリゾートだ。別名、「緑の島」とも呼ばれているくらい、山には緑が多い。また、土着品種のワインの宝庫としても知られている。カンパーニャにいる時は、Ischia Bianco を飲むことも多かった。
ナポリのサンタルチアに宿泊している僕たちは、歩いてすぐの PORTO DI NAPOLI(ナポリ港)から、Aliscafo(水中翼船)に乗ってイスキア島に行くことにした。
ナポリ港からは、イスキア島のほかに、カプリ島やソレントなどへの船が就航している。
こんな水中翼船で、イスキア島に向かう。片道、29ユーロくらい。
1時間ほど船に揺られると、イスキア島に到着する。着いたらすぐ、バス停のおじちゃんかタバッキでバスのチケットを購入する。
チケットは4ユーロと格安。
僕たちは、最大の温泉庭園である GIARDINI POSEIDON TERME(ジャルディーニ・ポセイドン・テルメ)を目指すことにした。ちょうど島の反対側で、バスは2番線を利用、目的地は ISCHIA FORIO CITTARA 方面。バスは海岸線を走るので、景色がいいし、とても気持ちがいい。
島は、確かに緑が多い。青空と、白い建物と、森の緑。
ビーチで日光浴を楽しんでいるひとびとも、たくさんいた。
これが GIARDINI POSEIDON TERME(ポセイドン温泉庭園)の入り口。
チケットは、入場料23ユーロと、貸しタオル6ユーロ。ちょっと高いと思われるかもしれないけれど、20もある温泉やプライベートビーチで、まる一日遊べると思えば、安いと思う。そのほか、室内プール、泥パックやスチームによるビューティーケアなども用意されており、カフェやレストランもある。
園内は、南国のように花が咲き乱れている。
ここが温泉?って思ってしまう。
海からなだらかな山の斜面を利用した広大な敷地に、POSEIDON TERME はある。
温泉には色々な種類があるけれど、プールのようなものもある。あ、もちろん、水着着用でスイムキャップも必要です。水着やキャップ、ビーチサンダルなどは売店で購入することも可能。
温泉につかっては、ゆったりとこのように景色を眺めながら、カクテルでも楽しみ、また温泉につかる。あぁ、極楽♪
それぞれの温泉には別々の名前がついており、温度なども違っている。また、事前に医師による診断を受けることもでき、それによって入浴可能な風呂(?というには大きいけれど)をアドバイスしてもらうことも可能。
僕たちが気になったのは、この「日本式温泉」というやつ。どこが?と思うけれど、この温泉はドーナッツ状になっていて、足の部分だけお湯につかるようになっている。その下には、丸石が敷き詰められている。さらに、半周はお湯(40℃)なのだけれど、半周はお水(15℃)なのだ。ぐるりと回りながら、丸石で足のツボを刺激しつつ、温水と冷水に交互につかり、体の血行をよくする仕組みのようだ。
日本ではこんな「温泉」は見たことがないけれど(僕が知らないだけ?)、確かに合理的。多くのドイツ人と思われる人々が、ぐるぐる何周も回っていた。僕も試してみたけれど、確かに汗が出る!
山の中腹に温泉が点在している。20もあるらしい。
切り立った白い崖を見ると、カンパーニャにいるんだな、ということを実感する。
プールではなく、あくまでも温泉です(笑)。
敷地は、左側のプライベートビーチへとつながっていて、海水浴も楽しむことができる。
これは、POSEIDON TERME では最大の「温泉」だったかもしれない。僕も、結構真剣に泳いだ。だって、深いところは足がつかない・・・(笑)
みんな、思い思いに温泉を楽しむ。温泉と言うより、やっぱりリゾート?
バラも咲いていた。
夕暮れ時のプライベートビーチ。一日が経つのは早いもので、そろそろ帰らないと。
再び、バスで島を半周し、水中翼船に揺られてナポリへ。
カプリ島もいいけれど、リゾートを満喫しつつ、ゆったり温泉につかるイスキア島はお勧めです。
GIARDINI POSEIDON TERME
http://www.giardiniposeidonterme.com/
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美しい所ですね。拝見した画像を見て・・何故だか紅の豚を思い出しました。もうちょっと東側になるのでしょうか?アドリア海の辺りを訪れた時の記憶が・・・。
by artfuldodger (2010-03-28 15:05)
artfuldoder さん、nice!&コメントをありがとうございます。
イスキア島は、どこまでも深く碧い海、青い空、緑の島、
白い壁にオレンジ色の屋根の家と、、とても色彩が豊かで
いいところです。
確かに、映画『紅の豚』を彷彿とさせるところがありますね。
紅の豚は、設定上はアドリア海側のイタリアということになって
いますが、クロアチアのダルマチア海岸をモデルにしたそうです。
なので、もっと東の方になりますね。
JAL のために作られた『紅の豚』は、僕も大好きな映画です。
あぁ、また観たくなってきました!(笑)
パイロットになるのが、昔からの夢でしたから・・・
ほりけんさん、nice! をありがとうございます。
by YUTAKA (2010-03-29 08:12)
PENGUING さん、nice! をありがとうございます。
僕も今晩、東京ミッドタウンにライトアップされた夜桜を
観に行く予定です!もちろん、ロゼシャンパンとともに・・
by YUTAKA (2010-03-31 08:52)
ナポリ近くの光が違いますね。どれも、いい画です。
ミッドタウン、がきんちょが某ヤホーに、勤務hしてますが、
夜桜、行ってみたいですね。
by hako (2010-03-31 22:52)
hako さん、nice!&コメントをありがとうございます。
さすが hako さん、光線の違いを認識していらっしゃいますね。
僕は、まだその境地ではないので、よく分からないのですが、
確かに空の高さが違っていたように思います。
ミッドタウンについては、次の次の記事で!
by YUTAKA (2010-04-04 18:13)