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ワインエキスパートの会@エノテカ [雑記]

今晩は、ワインエキスパートの会@エノテカへ。2005年から続いているこの会も、既に3年目に突入と思うと感慨深い。ソムリエばかり集まる勉強会はあるけれど、日本ソムリエ協会公認のワインエキスパートばかり集まる会は珍しいのではないかと思う。

エノテカ・玉川高島屋SC店の長瀬店長の顔合わせを兼ねた新年会でもあった。長瀬店長セレクションのワインの数々を、最初はブラインドで、後からはオープンで楽しんだ。長瀬店長の、お人柄が感じられるとても楽しい会だった。

共通することは、みんなワインが好きだということ。ただ、飲めればいいというだけでなく、より深く知りたいと思っている人が集まってくれたと思う。

長瀬店長が準備中に、10年来使ってきた思い入れのあるコークスクリュー(ソムリエナイフ)のシャフトを折ってしまったとのことで、最初ちょっと落ち込んでいたのだけれど、みんなで「それは、そのコークスクリューが悪い運を引き受けてくれたのだから、次からはいいことがあるよ」とか、「新しい年に、心機一転、新しい出発をしろと言っているんだよ」などと言って慰めた。慰めたというか、実際、そうだとは思う。店長が学生のワインバーでのアルバイト時代から使ってきたコークスクリュー。きっと、いろいろな思い出が詰まった逸品だったに違いない。ヘンケルの何の変哲もない質素なコークスクリューだけれど(失礼)、何千本ものワインを開け、多くの人を祝福してきたのだろう。でも、そろそろ次のことを考える時期なのかもしれないなと思った。長瀬店長に幸あれ・・・(写真は、僕のコークスクリュー。これも10年前にパートナーからプレゼントしてもらったもので、数千本のワインを開けてくれた。)

集まれたメンバーは8名だったけれど、店長の好意や、参加者の差し入れもあって、なかなか豪華な内容だったと思う。フランス帰りのメンバーからの差し入れの美味しいサラミや、パテ、カプレーゼ、ペンネ・アラビアータなど、おつまみもなかなか美味しい。最初は、Blanc de Blancs と Blancs de Noir の比較テイスティングなどをしながら、うなりながら始まったのだけれど、最後は和気藹々と。

ワインは、こうして新しい人と人をつないでいくことが出来るんだな、と改めて思った夜だった。まさに「話飲」「和飲」「輪飲」と、故・古賀守さんがおっしゃっていた通りだと思った。

今日、サーヴされたワインは以下の通り。

・André Robert Cuvée de Réserve BRUT GRAND CRU BLANC DE BLANCS
・PAUL DÉTHUNE BRUT GRAND CRU BLANC DE NOIR
・TAILLEVANT (DOMAINE VIOLOT GUILLEMARD) / POMMARD 2004
・Poggio di Sotto / ROSSO DI MONTALCINO 2004
・CHATEAU MAUCAILLOU / MOULIS 1993
・CHATEAU HAUT-BAILLY / PESSAC-LÉOGNAN 2004

個人的には、PAUL DÉTHUNE の BLANC DE NOIR に惹かれたけれど、CHATAU MAUCAILLOU の熟成感も良かったし、Poggio di Sotto の ROSSO DI MONTALCINO の果実味のしっかりしたストラクチャーも好みだった。CHATAU HAUT-BAILLY は 2004 と若く、デキャンタージュをしたのだけれど、まだ樽香が強い感じがした。ポテンシャルはある。

意外と、気兼ねなくワイン用語を使える場面は少ないので、貴重な会だと思う。今後も、是非とも盛り上げて行きたい。


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