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『義経』の日々 [雑記]

10日ほど前から、NHKの大河ドラマ『義経』にはまっている。せっせと、TSUTAYA へ行ってはレンタル DVD を借り、100インチ・ホームシアターにかけては、また借りてくる・・・という毎日。1日にほぼ3時間から長い時で6時間くらい観ている。寝る間を削ってまで。でも、大河ドラマは1年をかけて放送をされるものだから、「話が尽きない」。全49話と、オペラの“指輪”より長いのだから、本当にまいってしまう。

とはいえ、基本的にテレビを観ない我が家では、こうやって集中して連作を観ることが多い。たとえば1年かけて観るよりも、10日で観てしまった方が集中でき、記憶に残りやすい。記憶違いがないのもいい。

『義経』が好きなのは、平安時代の雅な雰囲気、女性の美しさ、平家物語の無常、そして軍神・義経の数奇な運命にある。判官贔屓(ほうがんびいき)の語源が、源九郎判官義経という名前から来ているのを知った。今まで、別の判官(はんがん)のことだとばかり思っていたから、30年ぶりに記憶が修正できた。

その『義経』も、先ほどついに最終話を見終わった。今まで、歌舞伎で『勧進帳』などを観ても、それほどピンとこなかった部分も、今では号泣ものだ。もちろん、『義経』も最後は涙があふれて止まらなかったのは言うまでもない。

そもそも我が家で『義経』を観ようという話になったのは、歌舞伎のためだ。今年に入ってからでも『義経』に関係する歌舞伎は、『熊谷陣屋』、『勧進帳』などを観てきた。曽我物にも頼朝に関係した物語があったし、何かと縁がある。

そして、いよいよ明日は『義経千本桜』がある。今回の演目は『鳥居前』、『吉野山』、『川連法眼館』の3つ(他にもたくさんある)。海老蔵が佐藤忠信を、玉三郎が静御前を演ずる、人気の舞台。

kabuki.jpg

今まで断片的にしか分からなかった物語の全貌を理解できたので、歌舞伎の細かな演技や演出も見逃さないだろうと思う。思えば、『勧進帳』の前に観ていれば、もっと感情移入できたかもしれないな、とも思った。

ともあれ、明日が楽しみだ。

歌舞伎美人(かぶきびと)
http://www.kabuki-bito.jp/

平成20年7月の公演
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2008/07/post_27.html
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