IHホットプレートがやってきた&大阪風お好み焼き [料理]
ホットプレートというものを買ったことがなかった。所帯じみたような気がしたからなのか、そういう機会がなかったからなのか分からないけれど、我が家にはホットプレートはなかった。
1週間ほど前から、パートナーが「お好み焼きを家で食べたい!」と主張するようになった。僕はヘルシーな料理かイタリアンに凝っていたから、それに抵抗をしていたのだけれど、彼女の説得や詳しい解説に負けて、まずはIHホットプレートを購入するところからはじめた。
注文して、翌日に届いた。
最近は、インターネットでの注文も早ければ当日に届くことも増えてきて、日本の物流はすごいなと感心することしきり。
購入したのは Panasonic IHホットプレート KZ-HP1000 という機種。火力の強さ(予熱時間の短さや安定した火力)を期待して、これに決めた。天板をはずすと、普通の IH クッキングヒーターとしても使える(写真の状態)。それにしても、でかいので注意。
さて、何を焼こうかな・・・やっぱり、お好み焼きでしょうということで、以下のサイトのレシピを信じることにした。
大阪 お好み焼き レシピ 作り方 by 浪速太郎
http://www.eonet.ne.jp/~taronaniwa/buta.html
軽妙な語り口でありながらも、現状の大阪のお好み焼きに危機感を感じつつ、お好み焼きへの愛にあふれたページだ。そしてかなりきめ細かな解説で、「ここでは何秒くらい混ぜればいいのだろう」といった悩みがないくらい懇切丁寧だ。
その本場大阪のレシピで生地を作り、その他、「イカリソース」や「どろソース」なども用意した(これらは、近所の行きつけのスーパーに全て揃っていた)。作者お勧めのゴマ油を使うことにしたが、これは愛用の「九鬼芳醇胡麻油」にした。キャベツを1cm角に刻まないといけないなど、細かな指定がたくさんあったのだけれど、それらには忠実に従った。ただし、ヤマイモに関しては粉末ではなく、大和芋を買ってきておろし金ですった。
さて、ホットプレートを 230℃に設定をして、書かれているとおりに焼き始めてみた(本当は 220℃らしいのだけれど、この機種は 230℃にしか設定できなかった)。
「決して上から押さないこと」という注意を忠実に守りつつ、焼く。最初は厚さ2cmだったのが、徐々にふっくらと。裏を4分、表を5分、さらに裏を3分と焼く。手間はかかるけれど、その分期待できる。
待つこと12分ほどで、豚玉の出来上がり!外はカリッとしていて香ばしく、中はふっくらとしている。これは今までに味わったことのない、とても美味しいお好み焼きだった。今までの人生で食べてきたものは何だったのだろう、と思ってしまうほどだ。初めて作ったのに・・・やはり、レシピが良かったのだと思う。愛のあるレシピと言えるかもしれない。
こんな美味しいお好み焼きには、美味しいワインを合わせたくなる。ヴァンサンテで購入した、南仏アラン・ブリュモンの Chateau Bouscasse 2006 にした。甘辛く旨みにあふれスパイシィで香ばしいお好み焼きと、果実味にあふれスパイスなどの香りが複雑で重厚かつ心地よいタンニンと酸のしっかりした ワイン。MADIRAN のタナ種主体(タナ65%、カベルネ・ソーヴィニョン25%、カベルネ・フラン10%)のワインは絶妙のマリアージュだった。こういうデイリーワインを普通に置いてあるヴァンサンテは、やはり素敵なワインブティックだなと思う。
さて、次にバリエーションとして、豚玉の生地にコンテチーズ12ヶ月を1cm角に切ったものを入れて焼いてみた。
豚玉とチーズとの相性は抜群で、さらに美味しくなったように思う。何より、ワインとの相性がレベルアップしていて、ワインがどんどん進んで困ってしまったくらい。
さらに、豚玉にペコリーノ・ロマーノチーズ12ヶ月と熟成キムチ、ソバを使って、モダン焼きを作ってみた。
パートナーが麺を茹でてくれて、ホットプレートの上で焼いて、後から合わせた。
モダン焼きの出来上がり。これはさらに美味しかった。ベースとなる豚玉の生地がよいものだったからだろう。
お好み焼きの具としては、コンテチーズよりも、ペコリーノチーズの方合っているなと思った。以前、ワルン・ロティの大和田聡子さんのワイン講座かパン講座で、スカモルツァを焼いたものをオツマミに食べさせてもらったことがあったのだけれど、その美味しさを再確認した感じ。簡単にできるのだけれど、ワイン好きにはお勧めします。.
ついついお好み焼きが美味しくて、ワインが進みすぎてしまった。今年は、去年までの半分の量(つまり2人で1/2本)にする目標でやってきたのだけれど、2/3 ボトルくらい飲んでしまった。なので、今日は休肝日。引き続き、もんじゃ焼きに挑戦かな?
なにはともあれ、浪速太郎さんに感謝です。
1週間ほど前から、パートナーが「お好み焼きを家で食べたい!」と主張するようになった。僕はヘルシーな料理かイタリアンに凝っていたから、それに抵抗をしていたのだけれど、彼女の説得や詳しい解説に負けて、まずはIHホットプレートを購入するところからはじめた。
注文して、翌日に届いた。
最近は、インターネットでの注文も早ければ当日に届くことも増えてきて、日本の物流はすごいなと感心することしきり。
購入したのは Panasonic IHホットプレート KZ-HP1000 という機種。火力の強さ(予熱時間の短さや安定した火力)を期待して、これに決めた。天板をはずすと、普通の IH クッキングヒーターとしても使える(写真の状態)。それにしても、でかいので注意。
さて、何を焼こうかな・・・やっぱり、お好み焼きでしょうということで、以下のサイトのレシピを信じることにした。
大阪 お好み焼き レシピ 作り方 by 浪速太郎
http://www.eonet.ne.jp/~taronaniwa/buta.html
軽妙な語り口でありながらも、現状の大阪のお好み焼きに危機感を感じつつ、お好み焼きへの愛にあふれたページだ。そしてかなりきめ細かな解説で、「ここでは何秒くらい混ぜればいいのだろう」といった悩みがないくらい懇切丁寧だ。
その本場大阪のレシピで生地を作り、その他、「イカリソース」や「どろソース」なども用意した(これらは、近所の行きつけのスーパーに全て揃っていた)。作者お勧めのゴマ油を使うことにしたが、これは愛用の「九鬼芳醇胡麻油」にした。キャベツを1cm角に刻まないといけないなど、細かな指定がたくさんあったのだけれど、それらには忠実に従った。ただし、ヤマイモに関しては粉末ではなく、大和芋を買ってきておろし金ですった。
さて、ホットプレートを 230℃に設定をして、書かれているとおりに焼き始めてみた(本当は 220℃らしいのだけれど、この機種は 230℃にしか設定できなかった)。
「決して上から押さないこと」という注意を忠実に守りつつ、焼く。最初は厚さ2cmだったのが、徐々にふっくらと。裏を4分、表を5分、さらに裏を3分と焼く。手間はかかるけれど、その分期待できる。
待つこと12分ほどで、豚玉の出来上がり!外はカリッとしていて香ばしく、中はふっくらとしている。これは今までに味わったことのない、とても美味しいお好み焼きだった。今までの人生で食べてきたものは何だったのだろう、と思ってしまうほどだ。初めて作ったのに・・・やはり、レシピが良かったのだと思う。愛のあるレシピと言えるかもしれない。
こんな美味しいお好み焼きには、美味しいワインを合わせたくなる。ヴァンサンテで購入した、南仏アラン・ブリュモンの Chateau Bouscasse 2006 にした。甘辛く旨みにあふれスパイシィで香ばしいお好み焼きと、果実味にあふれスパイスなどの香りが複雑で重厚かつ心地よいタンニンと酸のしっかりした ワイン。MADIRAN のタナ種主体(タナ65%、カベルネ・ソーヴィニョン25%、カベルネ・フラン10%)のワインは絶妙のマリアージュだった。こういうデイリーワインを普通に置いてあるヴァンサンテは、やはり素敵なワインブティックだなと思う。
さて、次にバリエーションとして、豚玉の生地にコンテチーズ12ヶ月を1cm角に切ったものを入れて焼いてみた。
豚玉とチーズとの相性は抜群で、さらに美味しくなったように思う。何より、ワインとの相性がレベルアップしていて、ワインがどんどん進んで困ってしまったくらい。
さらに、豚玉にペコリーノ・ロマーノチーズ12ヶ月と熟成キムチ、ソバを使って、モダン焼きを作ってみた。
パートナーが麺を茹でてくれて、ホットプレートの上で焼いて、後から合わせた。
モダン焼きの出来上がり。これはさらに美味しかった。ベースとなる豚玉の生地がよいものだったからだろう。
お好み焼きの具としては、コンテチーズよりも、ペコリーノチーズの方合っているなと思った。以前、ワルン・ロティの大和田聡子さんのワイン講座かパン講座で、スカモルツァを焼いたものをオツマミに食べさせてもらったことがあったのだけれど、その美味しさを再確認した感じ。簡単にできるのだけれど、ワイン好きにはお勧めします。.
ついついお好み焼きが美味しくて、ワインが進みすぎてしまった。今年は、去年までの半分の量(つまり2人で1/2本)にする目標でやってきたのだけれど、2/3 ボトルくらい飲んでしまった。なので、今日は休肝日。引き続き、もんじゃ焼きに挑戦かな?
なにはともあれ、浪速太郎さんに感謝です。
お好み焼きにはビールが定番ですが、
少し辛目のスパイシーなソースを使うと、油分もあるので、アラン・ブリュモンのタナ種に合いそうですね。
明日の講座では、「食」満喫で、太り系のYUTAKAさんとの再会になるのでは・・・と少々心配しておりま~す(笑)
by fumiko (2010-01-19 13:09)
青木先生、チェック&コメントをありがとうございます。
ビールは、確かに万能選手ですね。今のソムリエ試験にはビールも出るらしいので、僕も今年はちょっと勉強しようと思っています。
ところで、先生のおっしゃる通りで、このお好み焼きにはオリバーの「どろソース」というとても辛いソースをブレンドして使いました。
このソースについては以下のサイトが詳しいのですが、本来はソースの「澱」です。
http://www.oliversauce.com/atsauce03.html
ワインの「清澄・濾過」に似た感じの工程で生まれる副産物ですが、長期熟成の野菜のエキスが凝縮していて、なおかつかなり辛いです。これを少したらすことで、お好み焼きのソースに深みとピリ辛い味わいが加わりました。
この味わい自体と、油分を洗い流す意味で、タンニンのしっかりしたワインが合っていたように思います。これは先生の講座で習った通りでした!
ところで、本来は、ダイエットのために外食を控えて、料理を作るようになったのです。が、このところの記録を見ていると、逆行しているような感じがありますね(笑) 趣味に走りすぎないよう、気をつけます(笑)
by YUTAKA (2010-01-19 19:56)
ほりけんさん、クリックをありがとうございました。
最新の記事は、とても美味しそうですね!
そして、羽田空港。飛行機が好きなので、とても興味深く拝見をいたしました。
by YUTAKA (2010-01-19 19:59)
artfuldodgerさん、nice!をありがとうございました。
昨日も、同じレシピをアレンジして作ったのですが、
やっぱり出来たては美味しいですね!
ペコリーノ・ロマーノチーズよりも、ラクレットの
方が昨日の場合良かったです。
by YUTAKA (2010-02-09 10:19)